研修生の声

~フェローシップ研修で学んだこと~

タイ国鉄 チェッターナさん 2005年フェローシップ研修生

私はフェローシップ研修で、鉄道輸送、旅行業、レンタカー、ホテル、不動産事業や駅構内の有効活用といった鉄道事業戦略について学びました。また、お客さまのご意見やご要望に耳を傾け、お客さまを大切にすること、会社の目標達成のために各部署間で連携をとり、向上心を持って真剣に取組む姿勢についても学ぶことができました。

帰国後、フェローシップ研修で学んだことを応用し、タイ国鉄において、輸送業以外でも持続的な事業を継続するために取組んできました。具体的な取組みとして、旅行代理店との協力関係を強化し、国内及び海外旅行プランを増やしました。

また、列車で旅行するお客さまを増やすために、新しい車両を導入しました。この列車はカシオペアや北斗星を参考にし、自動販売機や食堂車を備えています。

フェローシップ研修の視察時にカシオペアの前で写真を撮るチェッターナさん

フェローシップ研修の視察時にカシオペアの前で写真を撮るチェッターナさん

ベトナム鉄道 カンさん 2017年フェローシップ研修生

私はフェローシップ研修で、全社員が自身の業務改善を常に意識して働くことの大切さを学びました。フェローシップ研修中に訪れたさまざまな視察先で、教育訓練向けの実用的な設備機器が充実していることや、写真が使用された具体的な説明や手順に則って検査や保守が実施されていることを学びました。

帰国後、フェローシップ研修で学んだことを活かして、教育訓練用の作業説明書を作成しました。私は鉄道学校の講師ですので、学生たちが各設備の検査をチェックリストに基づいて実施できるよう、チェックリストの作成方法も含めて指導しました。

これらの指導を通して、保守作業時や線路横断時には危険要素がないかよく注意を払うよう学生たちの意識を高めることができました。彼らが将来それぞれの職場で実践してくれることを期待しています。

フェローシップ研修で講義を受けるカンさん

フェローシップ研修で講義を受ける
カンさん

フィリピン国鉄 アイエンさん 2018年フェローシップ研修生

私がフェローシップ研修で学んだことは、己を律することの大切さ、与えられた仕事に対して一生懸命に取り組み、勤勉であること、時間とはいかに貴重であるかということ、そして常にどのような作業であれ安全が最優先されなければならないということです。

フェローシップ研修では、この先決して忘れることのできないたくさんの思い出ができました。一つ目は、まるで家族の一員かのように温かくもてなしてくださったことです。この時が私にとって初めての海外経験でしたが、一度だって退屈に思ったり寂しく思ったりすることはありませんでした。

二つ目は、さまざまな種類の列車に乗車できたことです。いつの日かフィリピンでもこれだけ多くの列車が走るようになってほしいと願っています。

三つ目に、共に学んだ研修生たちとの友情です。現在でも彼らとSNSなどを通して連絡を取り合っています。

フェローシップ研修で習字を体験したアイエンさん

フェローシップ研修で習字を体験した
アイエンさん